地中美術館へ。
ここには基本、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレル、そして建築が安藤忠雄と、アートワークスはほんと少ないのですが、想像以上に素晴らしかったです。
言葉では言い表せずかなり抽象的なイメージですが、ウォルター・デ・マリアでは、時間を、クロード・モネの部屋では光を、ジェームズ・タレルでは精神性みたいなものを体感しました…。
でもどの空間にも普遍的な「神聖な場所」に通ずる、完成度の高い澱みのない時間と空間を感じました。完成度ってこういう事をいうんだなぁー。
ジェームズ・タレルのアートワークスは3点まとまって観られます、どれも素晴らしい、"アフラム、ペール・ブルー"では、霧の中に包まれたような感覚、体内にいるようにも感じました。それに加えて”オープン・スカイ”も良かったです。ジェームズ・タレルは航空科学にも精通し、自分自身で飛行機にも乗るそうですが、そういった飛行体験から、光のインスピレーションを得ているということです…。
そしてクロード・モネの部屋、モネの睡蓮シリーズも、もちろん素晴らしいのですが、その作品と展示する建築が合わさった空間が素晴らしすぎ…、基本は真っ白な空間で、入り口でワンクッション置いた空間といい、床に敷き詰められた数えきれない程の暖かみのあるタイル、天井からは自然光が間接的に柔らかく差し込み、いつまでも居たい気持ちにさせる空間でした。
なんか、いろいろと書き始めると意味不明な抽象的なことばかり書きそうでとりとめがないのでこの辺で…。
館内は写真等は撮影禁止なのでなし、興味がある方は、カタログ「Chichu Art Museum - Tadao Ando builds for Walter De Maria, James Turrell and Claude Monet」をご覧になると良いかと、自分も購入しました。
地中美術館を充分堪能した後は、家プロジェクトへ。
本村ラウンジ&アーカイブ、前に来た時にはこのような施設はなかったんですが、家プロジェクトを巡る為の休憩所+資料室みたいなものです。展示の作品、アーティスト名忘れちゃった…。
本村ラウンジ&アーカイブでの宮島達男さんの作品ビデオと角屋で使用の7セグLED。
内藤礼 きんざ(要予約)
「このことを」2001年
建築構想・基本設計:内藤礼
基本設計協力・実施設計:木村優、永田直(アートステーション)
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宮島達男 角屋
「Sea of Time '98(時の海 '98)」1998年ほか
建築修復監修:山本忠司
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杉本博司 護王神社
「Appropriate Proportion (アプロプリエイト プロポーション)」2002年
木、石、光学ガラス、コンクリート
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ジェームズ・タレル+安藤忠雄の南寺は写真撮り忘れました…。この作品も最初観た時には衝撃を受けました。
つづく。
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