- 2009年5月 8日 19:18
- photo
一時期テレビのCMなどでも良く流れていたダイナミックフォト搭載のEXILIM EX-Z400をモニターとして貸して頂いたのでレポしてみます。自分は一眼デジタルカメラやコンデジをどちらも多数台所有していてるカメラオタクなので一般的なユーザーとはちょっと違う視点になってしまうかもしれませんがその辺は軽く流しながらご覧下さい。
まず筐体ですが、シンプルで無難なデザイン普段使いのコンデジとしては、ズーム付きでポケットに納まりが良い感じです。背面の液晶もボディいっぱいのサイズで見やすく、一瞬タッチパネルかと思いましたが残念ながらそうではなかったです。
写真だけでなく動画も1280X720ピクセルのHDで撮影でき、意外にきれいでした。動画の撮影ファイルはAVI 下記はQuickTimeで開いた時の情報です。
Apple OpenDML JPEG、1280 × 720、約 1670 万色
DVI ADPCM, モノラル, 44.100 kHz
そしてCMで頻繁にやっていたダイナミックフォトについてですが、どうやら背景差分を用いた切り抜きをカメラでやって合成できるという機能です。この背景差分で撮影できるコマ数は20フレーム、その20フレームをリピートして新たな背景に合成します、そうするとブルーバックで撮影して抜いたような合成写真ができるという具合です。
一番きれいに抜くにはなるべく動かない背景で平坦なバック、三脚を立てて撮影するのが良いですが、バックがあって手持ち撮影でも以外にそれなりに抜けました。
抜きの撮影もそうですが、撮影したあと合成の作業も必要でその方法もメニューでの操作性がよくわからず、ぱっと撮影してすぐ合成って訳には行かず慣れが必要です...。
こういう機能を使って面白い絵が撮れそうな被写体って、動きが激しく制御ができない子供だったり動物だったりするので、上記をこなしつつ撮影するのってかなり難しいかもしれないです...。
合成が完了したデータも抜きの時と同様に20枚のJPGとして保存されます。ですのでこのままYouTubeなどにアップする事はできず、CASIOが運営するDYNAMIC STUDIOにアクセスした後に動画フォーマットに変換し携帯ほか色々な機器で再生できるようになります。
「コンデジのみで最近はこんな事までできちゃうんだぁー」、という思いつつ、PCもネット環境も持っていない方限定で、カメラだけで撮影し合成したい方などにはこの機能良いのかもしれません。ただその場合出力がAV出力でSDテレビに出力するのみに限定されてしまうので、それ以外にもカメラだけでファイルの書き出しに対応していたら尚良いと思います。ただその他色々やるにしてもやっぱPCの環境は必要なのかもしれませんね...。あとは無線LAN搭載で直接アップロードとかできるとぐっと気軽になるかも。
下記の動画はリボルテックダンボーを試しに撮影してみた物です。ちなみにダイナミックフォトのファイルは連番のJPGファイルなので、Apple Motion3などのビデオエフェクトソフトでも編集可能です。下記の映像はApple Motion3で書き出してみました。
ちなみに撮影にはこんなポケット三脚使用してます。こんなのがあると便利。
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