- 2012年12月11日 16:18
- cat
なんと2年半ぶりの更新、
何処で書こうか迷ったがやっぱりここで。
るーに腺癌の可能性が見つかった。
最近寒くなってから稀に咳込む事があり、その時はいつもとちょっと様子が違って今までにない咳のし方だったので、心配になって病院に連れて行く。普段はいつもと変わらず全く元気走り回ってるんだけど...。
聴診器で診断、問診したところ、異常はみられないとのことだったが一応念のためレントゲンをとっておく。
肺部分に腫瘍の可能性がある影が映る。
今のところ転移もなく状況的には早期発見らしい。
レントゲンの腫瘍の影に関して、
昔に重い病気をし治ったり喧嘩で怪我したりして影ができる場合もあるが、るーとは15年近くほぼ一緒にいるのでその線はなし。まずは腺癌の可能性が高いとの事だが、現状では確定できない。診察の確度を上げるためCTでの検査は可能だが、最終的に症状を確定するには手術をして開いてみるしかない。
長期的にレントゲンを撮れば、影の大きさでも判断できる。腫瘍の大きさが変わらなければ癌ではない可能性もある。
手術を行うには麻酔が不可欠で猫にとってはそれが大きなリスク。また高齢なため麻酔や手術が成功したとしても負担が大きく判断が難しい。
針のようなもので刺して診断する方法もあるが、麻酔は必要。
もし腺癌が確定したは場合はほぼお手上げ、根本的な治療は期待できない。手術で摘出しても肺は半分あれば生きていけるが転移、再発の可能性は残る、術後の負担などもリスクあり。
ここまでは外科的な判断。
内科的にも症状が分かった方が良いが、腺癌を前提にいくつか薬を処方してもらう。
下記薬メモ
バキソ(消炎剤)
消炎剤ですが、一部のガンで抗腫瘍効果があります。重篤な胃潰瘍を起こす事がある為必ず食事と一緒に飲ませて下さい。
ビソルボン(去痰薬)
痰を切る事で咳を止める薬です。痰を溶解する作用があります。
動物用健康補助食品 犬猫用センダン
癌抑制効果があるとの事。
薬に関しては合う合わないの個体差がある、ダメな場合は吐く。ダメだった場合は薬を変える。
上記にある胃潰瘍を起こす猫もいる。
まだ腺癌が確定したわけではないが、ベストは癌の進行を抑えつつ寿命を全うする事。いずれにしろ状況をもっと詳しく把握するため大学病院での診断をお願いする。
今回の動物病院は近所で初診だったけれど、ゲージから出した時、「うわ、若い、毛並みとか15歳に見えないですね」って言われてました。診断時もすごく大人しく良い子で褒められてたし。
そして先生は癌が専門らしく、色々と質問、相談には乗ってくれるそう。冷静に診断を聞き、色々とわからない事を質問していたつもりだったが、もしもの事を考えると涙が溢れそうになった。高齢なのである程度は覚悟していたつもりだったんだけど...。
でも本人のるーはそんなのどこ吹く風、いつもと変わらず今はゴロゴロいって膝の上で寝てる。